【天藤真】
『大誘拐』の映画化はおぼろげに覚えていましたが、原作が天藤さんだとは2,000年にな
るまで知りませんでした。
一押し!はやはり『大誘拐』です。面白さを損なわないで心が温かくなるミステリーって皆無
なので凄いと思います。
ちなみに天藤さんは、メール友達の『れい』さん以下数名のお勧めにより読み始めた作品で
した。感謝感謝でございます。
死角に消えた殺人者(天童真・創元推理文庫)
トリックとかもしかっりしているし最後のどんでん返しもあって面白いの
ですが文体が古く感じられてぐっとはまりこめないんですよね。古典作品
を読んでいる気分になってしまいました。あと主人公の塩月令子さんに感
情移入出来なかったのも原因の一つです。
【親友記(天藤真・創元推理文庫)】
この本には天藤真さんの初期短編作品が納められていいます。短い作品の中にも天藤さんら
しいユーモア&人情味のある作品が散りばめられています。また掲載誌もミステリー系から
少年誌(実はこの作品が一番お気に入り♪)まで多岐にわたり『さすがやなぁ』と思わせま
す。
【我が師はサタン(天藤真・創元推理文庫)】
金城学園大学内に突如発足したオカルト研究会。謎の人物アスタルトの手引きに従い、学園
内の改革に乗り出すが、これがとんでもない事件に発展してゆくのだった・・・。物語の最
初の部分を読んだ時、随分と今までの天藤さんと文体が違うんだな・・・なんて思っていた
ら、この作品を掲載した時には『鷹見緋沙子』というペンネームだったそうです。オチの感
じも天藤さんの時とは少し違うように感じられましたが、それでも文章の端々に天藤さんら
しさが感じられました。あと舞台が大学なのですが、生徒たちの生活ぶりが目に浮かぶよう
で面白かったです。
【鈍い球音(天藤真・BIG BOOKS】
リーグ制覇を成し遂げた監督が突然謎の失踪してしまう。それもコーチと娘の目前で・・・
・。これをコーチの親友である記者に極秘裏に捜査をするのだが、シリーズ開幕までリミッ
トはたったの一日しかないのであった・・・という感じで始まるミステリーです。相も変わ
らず人情派な方々が多数登場して読み手を楽しませてくれます。また試合経過に手に汗を握
るくらいしかっりと書き込まれています。最後はホロリとさせてくれた面白い作品でした。
【炎の背景(天藤真・創元推理文庫)】
新宿で酔い潰れていた見ず知らずの二人が目覚めるとそこには死体が横たわっていた・・・
という感じで始まる天藤真さんのアクション長編作品です(こういうのもミステリーって言
葉の中に含まれちゃうんだろうな。もう何でもありですね)。息をつかさぬ展開&天藤さん
らしい人間味溢れる登場人物のお蔭でとても楽しく読めました。
【殺しへの招待(天藤真・創元推理文庫)】
ある日共通項のない夫達に妻からの殺害予告丈が届く。疑心暗鬼になりながらも最初は自分で
はないと軽くあしらう彼らだったが2通目3通目と届くうちに事態はどんどんと暗転して行く。
そして・・・。といった様な内容です。誰もが持っているであろう日常の中に潜むトリックを
コミカルに描くあたりは流石天藤さんといった作品です。とっても面白かったですよ。
【皆殺しパーティー(天藤真・創元推理文庫)】
富士市の事業王とその一族に忍び寄る殺人の誘惑、陰謀、策略、惨劇が渦を巻く。前に読んだ
大誘拐に比べると、こちらの方が推理モノらしいのですが、面白さからいえば大誘拐の方が痛
快で○でしたわ。謎解きもそれ程難しくないので、結構さらりと読んでしまいましたっけ。
【大誘拐(天藤真・双葉社)】
れいさんとひろなかさんのご推薦作家のお一人、天藤真さんの作品を読みました。映画化され
ているのでご存じの方も多いと思います『大誘拐』です。タイトルの示す通り序盤に誘拐事件
が発生する訳ですが、そこからの展開がすこぶる面白い!警察との読み合いというか掛け合い
の切れ味が良くテンポ良く読めます。何というか誘拐というテーマを扱っていながら人の心の
温かさを感じる事が出来るという、ある意味貴重な作品なのかもしれません。文句無しにお勧
めマークをつけちゃいます♪