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【篠田節子】

彼女の作品を読むきっかけは、Kinki-kidsの堂本光一くんのドラマを観てシナリオ的に

かなり不満に思ったので、小説ではどうかな?って思ったことでした。結果は・・・。

 

 

ブルー・ハネムーン(篠田節子 光文社文庫)

結婚詐欺師と姉小路久美子と作家志望な相棒の葛西修が今回目をつけた獲

物はかなりの大物だったのだが・・・といったようなお話です。途中まで

読むのがとっても辛かったのはある程度展開が読めてしまっていたからな

のでしょうか、それとも久美子氏の理解し難い行動の世なのでしょうか?

中盤から後半になると多少スリリングな展開になって読む速度が早くなり

ましたけどラストも???なこの作品。流石異色作とうたってあるだけあ

るな・・・と別な意味で感心してしまいました(汗)

 

日たったらやめられない(篠田節子・幻冬社文庫)

話の展開がとても大きく、読んでいる話の筋道の予測が立てにくい作者

お一人な篠田節子氏のエッセイ集です。通常の作品とは違って等身大

の篠田氏が見れたような気がして何となく嬉しくなってしまいました。

またエッセイ集って自分にとっても今まで簡単に見逃してきた些細だけ

れど素敵なことを思い出させてくれたりするので読むのが好きなのです

けど、そういう観点から読んでも中々に面白い本ですよ。ただ旅行記な

どは同じように回るなんて考えない方がいいですよって本人が仰られて

ますけど・・・(汗)

 

アクアリウム(篠田節子・新潮文庫)

何だかとっても不思議なお話でした。物語が全然違う方向に二転三転して

くので、読み終わると上記のような感想になってしまうのです。個人的

に印象的ったのが主人公のマンションの情景です。話自体にはそれ程絡

んでこないのですが、青白く光る熱帯魚の水槽が静かに光っているいわ

付き・・・妙に頭に残っています。面白かったですけどハルモニアの方

個人的には楽しめました。最後にもう主人公の長谷川正人さんは社会復

は無理なのでしょうね・・・。

 

ハルモニア(篠田節子・文春文庫)

ハルモニア・・・・・・由希のとらえたハルモニアだ。

由希の宇宙がある。

由希の感覚が、今完全な形で東野の中に流れ込んできた。

医療施設でチェロによる音楽治療を行っているプロの演奏家である東野に医

スタッフの一人深が専属で一人の生徒を教えてみないかと誘われる。

希に会った彼だったが、絶対音感をち次々とチェロのテクニックをマスタ

してゆく由希に対し羨望と嫉妬という二つの想いが揺れ動く。名演奏を自在

なす由希に唯一絶対的に足りないもの『自分の音色』を手に入れてさ

る為に心をくだく東野。また次第に由希の脳障害の理由を知ってゆく東野は

・・と非常に内容の語りにくい作品であるハルモニア』。以前ピカ一君が

公でTVドラマ化されたのでご存じな方も多いでしょう。TVと同じよう

なのかと思って今まで読まなかったのですが、全然違うというかTVで

解に思ったところは大抵オリジナルなシーンで本編は人の心の描き方や作

作り秀逸であっという間に読み終えてしまう程良質な作品なのでご安心

い。切なく、そして読み終えた後の余韻がとても素敵な作品でした