【梶尾真治】

松虫さんの熱烈お勧めにより読んでみたらとっても切なく面白かった本です。感謝♪

 

おもいでエマノン(梶尾真治・徳間デュアル文庫)

松虫さんのHPでちらほらと目にする度に読みたいなーと思っていた作

品がようやく読めました。長い髪、大きな瞳、僅かなそばかす、そして

地球に生命が発生して以来の記憶を持ち合わせる少女『エマノン』の数

々の物語(時にノルスタジックな、またSFチック)がここに綴られて

います。ふぇびは一話読む毎に「ふーっ」とため息をついて切なさがこ

み上げてくるのでした・・・・・というわけで久々のお勧めマークを付

けちゃいます。

 

さすらい&かりそめエマノン(梶尾真治・徳間デュアル文庫)

地球の創世記からの記憶を持つエマノンシリーズの続編です。「さすら

い」は「おもいで」と同じく短編連作形式で、「かりそめ」は1本の話

(中編)でまとめられています。「さすらい」は「おもいで」に比べて

SFベースはそのままに、ノルスタジックな雰囲気を取り除いて人の愚

かさやもの悲しさが強まり読む者の心の痛みが増しているように感じま

した。個人的には『まほろばジュルパリ』の呪術士フーリオと『さすら

いビヒモス』のビヒモスが印象に強く残っています。「かりそめ」では

エマノンの永遠の人生の中で唯一の兄弟である拓麻の話が描かれていま

す。このエマノンの為だけに生まれてきた拓麻の生きざまがとても切な

い・・というより辛過ぎです(本人が・・・なのが余計にね)。エマノ

ンにとって数多くのエピソードの一つになるのでしょうけど・・・。い

ずれの作品もこの手の本とは比べ物にならないくらいの読み応えがあり

ます(デュアル系って結構読み応えがありますよね。)ので是非お読み

ください。

 

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