【加納朋子】

さりげない文体に脳裏に焼きつくような情景を描ける彼女の大ファンなので

す。掲示板でこのお方を教えていただき、現在では殆どの文庫本を購入しち

ゃいました。ホントHP開設していて良かったデス♪

 

 

沙羅は和子の名を呼ぶ(加納朋子・集英社文庫)

映画化&クロノスジョウンターの伝説を読んだ勢いで読んでみました。ある

加納さんの作品2作目になります。短編集なので読み応えはありませんけど

、加納さんらしい切なさを味わうことが出来ます。特に印象に残ったのが『

ンジェル・ムーン』(おそらく・・・と思った内容通りかもしれません

かな喫茶店内の情景が素敵です)と『オレンジの半分』(反則ーっ!と思

ながらも心理描写が素敵なのです)が好きな作品です。

 

いちばん初めにあった海(加納朋子・角川文庫)

日常ミステリーの得意な加納朋子さんの作品ですが、本作品は表題作の他、

『化石の樹』が収録されていますが、どちらもじっくりと読せてくれた上

に心温まる作品に仕上がっています。また、女性の繊細な心描写も然るこ

とながら、舞台描写が脳裏にくっきりと浮かび上がってくるのも特筆すべき

だと思います(『化石の樹』で化石の樹を抱いている少女、白い花をつけ

金木犀の香り、主人公のアルバイトであるサツキの水やりのシーンまでも

!)。ここまでくっきりと脳裏に浮かび上がるシーンというと『絡新婦の

』(京極夏彦)の桜の舞う中に佇む女性描いたシーン以来かもしれませ

。また端的に文章を構成出来る加納朋子さんならではと言うことも出来

しょう。久々に心に残った本ということでお勧めマークを贈呈です♪

 

ガラスの麒麟(加納朋子・講談社文庫)

ある少女の死とその少女により残された童話から始まる短編連作集。短編1

作1本がしっかり練り込まれていてとても感心しました。また、謎が謎を呼

ぶ展開にページをめくる手が止まりませんでした。日常の中に潜む題材を取

り上げているのと人の心の温かみを感じる辺りは北村薫さんに通じるところ

があるかもしれません。

 

 

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