フランス社交界をリードする日本女性のダンス教室 | ||
フランス社交界を支えている大和撫子がいる。スーキー先生こと、鈴木昴子さんである。 彼女は、ご主人の転勤でパリにやってきて、そこで社交ダンスに出会う。その時ついた先生が、 国際タイトルを持ち、フランス社交ダンス会に50年も君臨し続けたジョージとロジ−夫妻だった。 鈴木さんは夫妻の指導のもと、見る見る腕を上げ、ついには内弟子となり教師の資格もとって しまった。夫妻からは、「スーキー」の愛称をもらい、今ではダンスを職業とするようになった。 彼女のダンス教室に200名からいる生徒のほとんどがフランス人だが、最近は日本人生徒も 増えてきた。フランスでは結婚式や大晦日のパーティー、ダンスホール付きレストランなど、何 かとダンスをする機会は多いが、ちゃんとステップを踏めるフランス人は少ないそうである。 スーキー先生の門をたたく生徒は、だいたい結婚式やダンスパーティーに招かれたとか、豪 華客船の船旅に出かけるなど身近な必要に迫られて、という例が多い。 ただ彼らは基礎練習の繰り返しや、ダンスの奥の深さに気づくと挫折することが多いいそうだ。 一方、日本人の生徒は、ヨーロッパ生活でダンスは一般教養として欠くことのできないと考 えているし、お稽古事をする習慣が国民にあるので、はじめると熱心で上達が早いそうである。 スーキー先生から正式にステップを習った生徒たちは、異口同音に「パリには踊れる場所が ない」と言う。・・・・・・・ 「ダンスを習う目的は、もちろん楽しくダンスをすることですが、上達することにも意味はあります。 はじめ恥ずかしがっていた人が、上達するにしたがって、見られることが快感となり、ついには 何事も人前で堂々とできる人格になっているのです。shall we dance?」 スーキー先生は優雅に右手を際出した。(from PARIS 田中あずささんの取材より) shall we dace? |
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