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市場に流通しているアロエ


作ってみよう!

1:手作りアロエ粉末

2:手作りスキンローショ ン
アロエ豆知識

アロエの背景

 アロエは、アフリカやアラビヤ、地中海沿岸を原産地とする、ユリ科の多肉植物です。アロエの名前の由来は、アラビア語あるいはヘブライ語で「苦い」を意味する言葉から来ていて、アロエの独特な苦みから名づけられたと云われています。また、この苦味成分を、アロインといいます。
 古くは、有名なアレキサンダー大王も、大のアロエ愛好家で、遠征の時、持参させ、将兵の健康のため利用し、大きな戦果あげたと言われています。また、クレオパトラが、美しい肌を保ちつづけたのも、アロエの樹液を、肌に塗り、日焼けをさけたからだともいわれています。このように、古代より、健康や、美容のため広く使われてきました。
 アロエの種類は、非常に多く世界には、500種以上の品種があると言われています。アメリカや中南米ではアロエベラ、アフリカではケープアロエやソコトラアロエ、我が日本では、キダチアロエというように、その気候風土に適したアロエが普及しています。日本への伝来は、鎌倉時代とも言われています。
伊豆半島、房総半島など、温暖な海岸地帯には、昔から、庭先や、塀づたいに栽培され、様々に利用されてきました。キダチアロエに含まれる成分も科学的に研究されてきました。アロミチン、アロエマンナン、アロクチンA及びB、アロエチン、アロエウルシン、アロイン、アロエニン等、多くの成分が、明らかにされてきました。
 弊社は、伊豆において民間で利用されてきましたキダチアロエを、昭和35年からアロエ製品の原料供給のため、キダチアロエの栽培製造を始めました。この業界では、最も豊富な経験を有し、良質の原料を供給することにより、アロエの普及に努めてまいりました。アロエの普及とともに、栽培面積も増え、現在、全国で生葉で年に概ね三千五百トンが、生産され、その7割程度が伊豆半島で栽培されています。


市場に流通しているアロエ

1:ケープアロエ

 これは、南アフリカのケープタウンから輸出されるアロエの総称で、いくつかの品種(Aloe ferox Miller,Aloe africana Miller等)が含まれます。専ら、医薬品の原料に使用 されているもので、アロエの中の緩下成分アロインの含量が多く、医薬品としての便秘薬に配合されています。

2:キダチアロエ

 花屋さんに鉢植えでよく売られている品種で、日本では普通に見かけるアロエです。古くから健康維持や、美容のために使われてきたもので、日本におけるアロエ普及のもとを作った品種です。老成すると茎の部分が木化して木のようになることから、この名前がつきました。
 健康食品や化粧品のアロエ原料として使用されています。
 学名は、Aloe arborescens Mill.var.natalensis Bergerと非常に長い名前です。ケープアロエほどではありませんが、キダチアロエにも苦味成分アロインが含まれますので、非常に苦いです。
 生産国は、現在のところ、日本と韓国だけです。数社が、東南アジア、中国で栽培を試みましたが、未だ成功しておりません。キダチアロエは、日本の風土に合っているのだと思います。

3:アロエ・べラ

 約20年前、アメリカから輸入されました。西インド諸島のキュラソー島を原産地にしていることから、キュラソーアロエともいいます。キダチアロエよりもずっと大型の品種で、近年沖縄を主にジャンボアロエという名前で栽培されています。ただし、日本の市場にある製品の原料は、ほとんどがタイなどの東南アジア産と北米産です。
 市場に流通していますアロエ・ベラは苦くありません。これは苦味成分を含む表皮部分を剥いで中のゲル状部のみを取り出しているからです。
 学名は、Aloe barbadensis Miller です。

4:不夜城

 もともと、観賞用で成長しても50p程度にしかなりません。アロインをほとんど含まないので、苦くありません。これも健康食品の原料として使用されています。


作ってみよう!

1:手作りアロエ粉末
  1. キダチアロエの生葉を収穫する。
    生葉の収穫時間ですが、アロエは、夜行性で夜間に活動し、養分をりんご酸として蓄えます。ですから、早朝に収穫した生葉と夕方したものとでは苦味がかなり違います。苦味を減らしたい方は朝早めに収穫したものを利用するのがよいでしょう。
  2. キダチアロエの生葉をよく洗う。
    生葉は、乾燥すると25分の1から30分の1程度に減量しますので、たとえば、100gの粉末を作りたい時には3kg弱の生葉を準備します。粉末の1日の利用量は、0.6g〜1.0gですから、個人差はありますが、これで4か月分できます。
  3. 洗った生葉の先端部分および茎に近いはかま部分を包丁で切り取り除きます。はかま部分には、アロエの成分が少なく、またこれが残っていると、 乾燥しにくいこと、粉末にするとき繊維質が粉末になりにくいからです。不要部分を除去した生葉を3mm程度の輪切りにします。
  4. 輪切りにした生葉は、天気のよい日にザル、セイロあるいは新聞紙等に広げて風通しのよいところに干します。晴天が続けば3日程度で乾燥して薄いスライス上の緑色のきれいな乾燥葉ができます。まさに手作りの良さがあります。しかい、この間雨の日があったりして乾燥するのに1週間以上もかかりますと葉が赤くなり、品質のよい乾燥葉になりません。ですから天気予報等で、しばらく晴天が続くときに作るのがよいでしょう。
    参考:乾燥に電子レンジ等を利用すると温度が上がりすぎ、成分が壊れるのでお勧めできません。また、その他の乾燥方法を巣買う場合も、温度が、80度以上にならないように気をつけましょう。
  5. 乾燥した葉をすり鉢等で粉末にします。すり込んだら、ふるいにかけて通し、製粉できていない葉はさらにすり込んで均一な粉末にします。
  6. できたアロエ粉末は、小袋等に入れて、できれば乾燥剤をいれて防湿し遮光して保存しましょう。

2:手作りスキンローション
  • 用意するもの
    アロエ生葉、エタノール、ろ過するもの
  • 作り方
    1. キダチアロエの生葉をよく洗い、表皮部分を包丁等で剥いで、中のゼリー状部分を取ります。
      葉の全部を使ってもよいのですが、葉の表皮部分には効果がある反面刺激のある成分が含まれますので、ゼリー状部分のみを利用することをお勧めします。
    2. 集めたゼリー状部をジューサーに入れて破砕します。ジューサーがない場合は省略してもよいですが収率が落ちますので余分にゼリー状部集めてください。
    3. 破砕したゼリー状部をきれいな布で濾します。
    4. 濾した液にエタノールを10%程度加えます。エタノールの代わりに次のものが使えます。
      • 消毒用エタノール  ろ過した液に14%程度加えます。
      • 焼酎  アルコール分20度のものは、ろ過した液に50%程度加えます。
             アルコール分30度のものは、ろ過した液に35%程度加えます。
      • その他のものは、アルコール含量が10%程度になるようにします。
    5. 混合液を、ろ過します。ろ過には、コーヒーをろ過するろ紙を用いるとよいでしょう。ロートにチッシュタオルあるいはチッシュペーパー2,3枚を重ねてろ紙代わりにしてもできます。
    6. ろ液を化粧品の空き瓶等に入れて特性ローションの出来上がりです。
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